泣きながら大人になってしまったけれど
今日も元気にメンヘラ、れれれです。
この「れれれ、怠惰の極み」というブログ名、的を得すぎていますね。
なんと最初の記事から何と90日以上空いているのです。やだびっくり~
心が忙しかったのです。メンヘラなので。
言い訳たっぷりの前置きはここまでにしましょう。
さて、1記事目の難しさはさることながら、2記事目も迷いますね。迷わなくなるのは一体何記事目からなのでしょうね。
でもこんな時にはふんわりと頭に浮かんだどうでもよいことを書くに限ります。
面白くなくても、続けることに意味が有ると思うんですよね~()
ということで今回は、私が20歳になった日のことを書こうと思います。
初回の記事でもいつか話す、と言っていたことですし。
私は20歳の誕生日、カナダのバーナビーというところにいました。
バーナビーはバンクーバーの少し外れのあたりにあります。雑に例えれば、東京の奥多摩みたいな感じの場所。
中心部ではない、ということですね。
私はそこで、幼稚園の先生のボランティアをしていました。
大学のプログラムで、確かカナダとオーストラリアから選べて。何となく素敵、と思ってカナダを選びました。
行った国を下げるようなことを言うのは気が引けるのですが、カナダってちょっと影が薄くありませんか? 下のアメリカに完全に人気を持っていかれていますよね。
良い意味で素朴そうな印象。実際、素朴な国で間違いありません。
もちろんヤバいところもありましたが、これは追々。
カナダと日本の間には、日付変更線が通っています。時差は約17時間。カナダの方が日本より一日遅いです。
20歳の誕生日にカナダにいたということは、私は日本にいるよりも17時間長く10代でいられたことになります。これに気付いた時には本当にうれしかったです。
なぜって私、20代になるのが本当に嫌だったので。
理由は特にありません。ただひたすらに、若くありたかったのかも。
ティーンエイジャーでなくなるということが、純粋に耐えられなかったのです。
加えて、20歳という節目を迎えるというのに、特別感がまるで無いことにも寂しさを感じていました。大学に友達もあまりいないし、彼氏もいないし、陰キャだし。
もっと華やかな10代を送りたかった。こんなはずじゃなかった。このまま20代になるなんて。
そんなことを考えていました。
さて、幸運にも17時間の猶予を得た10代最後の日、私は何をしていたかと言うと、一人でベッドでスンスンしていました。
せっかくなら有効に使おうよ……と思いますよね。でもあまりの悲しさに、情けなくもポロポロと、えんえんと、しくしくと、泣いてしまったのです。
そのまま泣き疲れて寝てしまって、真夜中の2時くらいに目が覚めました。
マジで何してんだ?
携帯で時刻を確認して、ああ、そんな、と思いました。
お酒やケーキの一つでも用意しておけば良かったんですが、悲しさのあまり忘れていました。
目の腫れを確認しに洗面所へ行こうとしたら、なんと部屋のドアの近くにホストファミリーからの誕生日プレゼント、それにカードが置かれていました。
サプライズじゃん……!(たぶん呼ばれても気付かなかっただけ)
これは純粋に嬉しかったです。
でも同時に、絶望みたいなものがありました。祝われてしまった、もうこれは完全に20歳だ、と。いやまあ事実そうなんですけど。
ちなみにですが、このストーリー1つとっても分かる通り、ホストファミリーは愛に溢れた方たちでした。特にホストマザーは毎日のようにメッセージカードを私の部屋の前に置いてくれていました。
「今日は洗濯物の日だよ」とか、「教会行きのバスはこれだよ」とか。
今でもそのカードたちは大切に取ってあります。
それで、まあ兎にも角にも、私は20歳になりました。
なってしまえば簡単なものでした。あんなに嫌がっていたのに、あんなに泣いていたのに。何がどう嫌だったのかも思い出せないレベルです。
今でも10代が恋しい時はあります。
大好きな高校の友達を思い出す時なんかは特に。気持ちは変わらなくても、人間関係は変わっていきますからね。
それに大人になった途端に、責任とか義務とかも増えてきますし。
年金の支払いとかな。
それでも20代は、私が思っている以上に良いです。今のところ。
これからの将来が自分次第、というところが特に気に入っています。
少なくとも、年をとることを悲観する必要は無いよと過去の自分に言いたいです。
本当に、悲観するほど大きく変わることが無い。
今もそこそこ若いし、友達は少ないし、彼氏はいないし、陰キャだよ。
年齢で何かが変わるんじゃなくて、自分で変えていくものなんだぜ……と良い感じのことを言っておきます。
これからも良い20代を送っていきたいですね。
そして20代最後の日、30代になりたくない!とまた泣くのかもしれません。
……それはそれで面白いのでアリ。
オチがあると思ったか?ないです。
最後に
これは最近母がパート先で買ってきたGranadaというお菓子なのですが、
ホストマザーお手製のグラノーラに味がとっても似ています。
思わず泣きそうになってしまった。みんな、私の大好きなホストマザーのグラノーラを体験して。
北野エースで買えます。
おわり